HOME > 協会について > 会長挨拶

会長挨拶

日本タンナーズ協会会長 森脇繁行


 まず、この度の新型コロナウイルス感染症という未曾有の災害において亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、 社会のため人命のためにこのコロナ禍においても日々奮闘くださっている医療従事者をはじめとする多くの方々に深く敬意と感謝を表したいと存じます。
 振り返れば、令和2年度はコロナ禍に翻弄された年でした。当協会においても、様々な制限があるなか、「できるときに、できることを、できる範囲で、できるだけやる」を基本方針に慎重な事業運営に努めました。さらに政府の提唱する“新しい生活様式”にも対応するためWeb会議システムなどの情報通信技術も積極的に導入しました。
 令和3年度も引き続き、日本産革の魅力を広く皆様に伝えるべく全国各地の百貨店とのコラボイベント日本革市の開催、若い世代に見てもらえるようにSNS等を活用したPR活動、国内外の様々な業種が来場・参加する国内展示会への出展、国内タンナーがプライドをもって生産した革が使用されていることが一目で分かるタグを介したPR活動などを積極的に展開してまいります。
 さて、我々タンナーは革製品の生産に必要となる革素材を供給するだけでなく、食肉の副産物として生じた動物の皮を無駄にしないようにするという環境産業に関わる事業者でもあります。今後も、グリーンイノベーション、SDGs(持続可能な開発目標)、サプライチェーンの再構築など皮革産業を取り巻く情勢を正しく認識し、固い絆のもとに一丸となり、それぞれの立場と役割を確実に果たしながら循環型社会の構築と維持に貢献してまいる所存であります。
 不安な日々は続きますが、お互いを助け合うという思いやりをもとに人の和が生まれ、その和の繋がりによって、皆様に平穏で和やかな日常が戻ってくることを切に願っております。
 最後に、私ども日本のタンナーの技術力は世界にも通じると自負しております。消費者の皆様の様々なニーズに対応し、安心・安全で高品質な日本産の革を生産できるよう奮励努力してまいります。今後ともご愛顧賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。

令和3年6月