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Q&A 8

Question

革製品の一部に臭いの強い物があります。何故でしょう?
また家庭でできる臭いを消す方法があれば教えてください。

Answer

革の主成分であるコラーゲンタンパク質は無臭ですが、さまざまな工程を経ることで種々の臭いが付着します。製革・加工工程で臭いの原因と考えられるものを挙げてみましょう。

  • 原料皮
    皮や付着物の腐敗、防腐剤
  • 準備工程
    脱毛剤、脱毛処理生成物
  • なめし工程
    なめし剤(タンニン、タンニン浴中の腐敗生成物、アルデヒド類、合成鞣剤)、加脂剤(魚油、油の酸化生成物)、防腐剤、染色助剤
  • 仕上げ工程
    仕上げ剤、溶剤製品、加工:接着剤、カビ、着用中の異物の付着や移臭。

これらの原因物質は製品革に常に残るものではありませんが、扱いが不適切であったり、特珠な製革法を用いた場合に臭気が残ることがあります。ただ、臭いの成分が複合したり、個人差もあるので、悪臭の原因を明らかにすることは困難です。消臭剤や防臭剤などには明確な区別はありませんが、次の分類を参考に試してみてください。

消臭剤

酸化・還元・中和・縮合・付加反応のような化学反応や微生物などの生物作用で臭気物質を別の低臭気物質に変換して臭気を消すもの

脱臭剤

活性炭、シリカゲルやゼオライトのような多孔性物資により、臭気物資を物理的に吸収、吸着及び分解などによって除くもの

防臭剤

抗菌剤などの物質を添加して、臭気の発生や発散を防ぐもの

芳香剤

香料、植物精油のような芳香性の物資を添加して、マスキング、中和の効果を軽減するもの

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