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Q&A 6

Question

薄革衣料やバッグを雨の日に使用したところ風合いがそこなわれ、革が硬くなり、型くずれしてしまいました。修復は可能でしょうか?

Answer

雨の日に革衣料やバッグを使用することはできるだけ避けるのが良いようです。というのも革衣料や高級バッグには高級感が求められます。これらにはなめらかで適度の弾力性のある感触の良い革が要求されます。色つやがぼけず、ごわごわしたりせず、摩擦にも強い革が良いとされるのです。革の堅ろう性を保つにはそれなりの塗装を施す必要がありますが、なめらかな感触・風合いは損なわれることが多いのです。革らしさを最も強調した革は、素上げや薄い塗装仕上げを施したものが多く、その表面は塗装膜に十分には覆われていません。そのために水に弱いのです。濡れた革は水分により膨らみますが、水分が蒸発して乾燥すると収縮が起こり、繊維間の摩擦が大きくなって潤滑性が失われます。硬化し、風合いも損なわれます。これは織物(布)を洗濯し、乾燥させたものがごわごわするのと同じです。革の繊維構造は織物に比べて大変ち密ですから、その差も大きいのです。また革は部位によって繊維構造の差があるため、収縮の度合いも異なり、その結果型くずれが生じることになります。風合いが損なわれたり、型くずれしたものの修復は、その程度にもよりますが、一般的にかなり困難だと考えましょう。

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